先取りの先 その1
最近、低学年から中学受験を目指すのブログが一段と増えている印象です。
正直言えば、危うさを感じるブロガーさんが多いです。
ぶっちゃけると、1年生で3年生をさせても仕方ないというか・・・
デメリットが大きい方が多いよ~~~と思ってしまいます。
自分の子は天才!!出来る!!と思っての先取りが、
実際にそうであれば良いのですが、現実は普通に出来る子の方が多いです。
普通に出来る子は、普通にさせておくと出来る子のままで行ける印象ですが、
天才児と思って色々やると、普通のレベル(場合によっては以下)になってしまう例を見てきました。
本当の天才系のお子さんは正直別格です。
記憶力だけでなく、思考力・文章力などが違いました。
ある私立男子最難関校に合格したお子さんが、クラスメイトを表して
「あいつら(トップ層)は次元が違う。俺は凡人」
という台詞言っておりました。
充分優秀なお子さんでしたが、違いを感じていたのだと思います。
低学年で、習得に工夫や親の介入が必要であれば、
やはり普通の子だと思った方が良いと思います。
普通ではない子・・
例えば、兄弟の中学受験塾の問題に自分で取り組み始め、
悩んでいるので教えようとすると、これが楽しいんだからと、
跳ね除けるような幼稚園児には、その教科の先取りは効果あるでしょう。
でも、親が用意して段階的にやって”出来る”ようになったタイプのお子さんは、
最終的にはその効果は無くなるでしょう。
なにより、中学受験の為”先取り有利”を信じてだとしたら、
それこそ”辞めれ”と、心でつぶやいております。