先取りの先 その2
中学受験の為の低学年での先取り。
何を先取るのでしょうか?
ちょっと検索かけてみると、以前より慎重派の意見の方が先に引っかかるようになっていて6年という歳月を感じました。
例えば
日経DUALの西村さんの記事
ストロング宮迫さんの
後編「理想の先取り学習」について
などは、ある程度納得の記事ではあります。
特に、ストロング宮迫さんの記事にある、
「先取り学習」をしているのに、成果が出ている人は、少ない!」
西村さんも同様の事を書いております。
こちらについては100%賛同です。
(但し、お勧め教材その他に関しては・・・)
それぞれの意見を拝聴しつつ、成果と弊害について私見を書きたいと思います。
一般的に先取りというと、
公文のレベルが学年以上。
漢検の取得レベルが学年以上。
学年教材より上をやる。
暗記による社理への準備
というのが多いと思います。
実際、シアンの周りはこれらを意識していた方が多かったです。
その後はといえば、以前書いたような印象です。
成果という側面から見ると、
少なくとも学年教材より先にやるというのは、通塾後しばらくは成果があると言えなくも無いです。が、5・6年時を見ると、どれも成果があったとは見受けられません。
いや、成果を出していた子もいる!!とおっしゃる方は必ず出ると思いますし、それは否定しません。
ただ、私からみて、自然に先取りとなってしまったお子さんと、
親が先取りを!!としていたお子さんの違いとしか言えないと思います。
なぜ成果が出ないのか?
土台を作っていないから。
ですし、なによりも
その先に目的の物が無いから
と言ったら、言い過ぎでしょうか?
ここで辞めると誤解を生じそうなのですが、
なぜ、成果が出ないか・弊害については次にまわしたいと思います。