実質は実質じゃない
受験の世界を斜めからみていますと、良く保護者の方がおっしゃっている言葉に、
正直「はぁ?」と思う事が有ります。
題名から判るように、
「実質第一希望だったんです!!」
という言葉。
中学受験直前のこの時期に・・・・・と思われるかもしれませんが、
一週間後、おそらくこの言葉が飛び回る事でしょう。
その時期に書いてしまうと、いくらなんでも・・・という気持ちと、
どちらかというと、すでに終わっている小学校受験を意識しています。
小学校受験では11月1日
中学校受験では 2月1日午前
ここに居た場所が傍から見て第一志望になります。
学校もそう判断します。
当人が何と言っても、この日に試験が有るのであればそうなんです。
「もしかしたら」
に賭けたいと思ったのは、誰なのかは関係ありません。
今から一週間後、それ以外受験日受験したにも関わらず、
「実質第一志望」なんですという言葉を使用するという事は、
=そこは受かる筈だった、という傲慢さを感じます。
模試で80%だった・合格圏内だったのにとあるかもしれません。
塾も2日で大丈夫でしょうと言っていたとかあるかもしれません。
2月1日に「実質第一志望」を受験して合格したら、「もしかしたら」の学校でも受かったのかも・・と悩むかもしれません。
「実質第一志望」に不合格になり、やっぱり2月1日に受けておけば・・となるかもしれません。
「もしかしたら」がもしかするかもしれません。
結果がでるまでどうなるのかだれも判りません。
この時期に至るまで、家族みんなで悩み選択してきた事でしょう。
その最終判断に他者がどうこうは言えません。
それでも、それでも、
2月1日朝、当人が一番行きたがっている学校に向かっていると良いなぁ・・と
願わずにはいられない。
という、お話でした。
追記
色々なパターンが有るので、結局紋切り型には書けない私がおります。
結局は最後の言葉に集約されてしまいます。