小学校受験 納得できない
東京の小学校受験の結果が出ている最中で、
神経逆なで記事であることは承知しています。
小学校受験を2回経験していますし、色々見聞きする事は今でもあります。
その中で、結果が伴わなかった場合・・・・
口を揃えて、”ペーパーは出来たのに”が枕詞なのが解せません。
入試は受験者を選別する試験です。
小学校受験とはいえ、段階を踏んだ問題が用意されています。
しかし、
家はペーパーはよく出来る。
子どもは全問出来たと言っている。
普段だったら出来ている筈の問題ばかり。
そう声高に言えば言うほど、
じゃあ、よほど行動観察に問題がある訳ですね?
と突っ込み返したくなる自分がおります。(実際には言いませんよ?)
いやいや行動観察も問題無かったとなる場合がほとんどです。
そしてお決まりの、”小学受験は不透明”・”縁故優先”となる訳です。
でも、子どもの出来たを鵜呑みにしている時点、
”冷静な判断が出来る親”では無いと思う訳です。
全ての問題を記憶し(お話も含め)、答えもハキハキと答えられ、それが合っているお子さんであれば、それこそ出来たと言って良いでしょう。
普段と違う環境。
親は確認出来ない環境。
大人でもいつもの力を発揮するのが難しいという試験という空間です。
出来た出来ないの判断力を本当に持っている子は、ごく少数だと思います。
また小学校受験は、中学校受験以上に学校の傾向に合わせてが有効だと思っています。
一括りにペーパーが出来る=ペーパー難関校を目指すとするのは、早計だと思っています。
さて、我が家のケースですが、
シアンは、先生から見てペーパー問題無しの子でした。
問題も比較的覚えており、終わった後1問出来なかったけど、後は全部出来た!!と言っておりました。
私の方は、問題聞きだし、正答率が低くそうな問題をシアンならこっちはOK、ここは取れたのか?と試算していましたが、7割には行っていると判断して結果を待っていたものです。
数年後、過去問か類題を整理していた時、
「あー私この問題出来なかったんだよね~~」
「ええ!!終わった後、これ出来たって言っていたよね(直前講習をして取れていると判断した問題)」
「そうなんだけどね~~」
という会話があった事は内緒です。
出来なかったとは言えなかったそうです。
そして、親の判断も当てにならないです(苦笑)
ちなみに、コットも別の教室ですが、ペーパー問題無しと言われていました。
そして、本番終了後問いただすと、コットは問題はきちんと覚えておらず、確認はできませんでした。(苦笑)こちらに関しては、説明能力は元々期待していなかったので、 現場対応力の強さを信じて結果を待っておりました。
納得のいかない結果・・それを今すぐにどうこう出来るものでは無いと思います。
その思いで中学受験へと向かうのも、これまたそういう事もあるなと言うのも判ります。
それでも、一文を書きたくなるのは、
足りなかったのは勉強量以外もあったのではないかというケースも見受けられます。
学校の傾向に合わなかったのかもしれません。
その教訓は生かすべきだと思います。
ただ、そのままリベンジという名の元に突き進み、
子どもが”自分は試験って合格しないのかな?”なんというつぶやきを6年生2月に囁くような事はあって欲しくないと思うのです。
本当にペーパーは出来たけど、落ちたお子さん。
伝え聞きも含めてですが複数知っています。
ペーパー難関校と言われる学校を”まさかの不合格”でした。
ペーパー重視校であるにも関わらず、行動観察を落とす事例は、
”させ過ぎ”というか、不安定な状態に起因していました。
本当の原因は、出来ていなかったのか?それ以外だったのか?
次のステップに移る前に、落ち着いて周りを見てみてはいかがでしょうか?
という、お話でした。
追記
中学受験で最難関合格でリベンジ!!
というドラマの方がお好みだというのは判ります。(実際ありますし。)
私はどうも虚脱後の鼻息の荒さの方が気になる性質のようです。