弱い所は後回し
弱点強化の相談をよく受けます。
でも、状況によっては”今は”そのままにしてしまっても良いのでは?
と思う事も多々あります。
育ってきた環境から、漢字を苦手とするお子さんからの相談。
社会が苦手
特に漢字が覚えられない。が気になる
というものでした。
漢字は得意だったシアンも、初見漢字を覚えるのが苦手でしたので、社会の漢字ミスは当初多かったです。
国語の漢字は丁寧に覚えていたので、ほぼ100%
文章中に出て来て、書き順等が判らない漢字に関しては・・・・・・・・
という状態でしたので、悩みはよく判ります。
受験まで期間がありますので、今は漢字が書けなくてもOKにしてしまえばとアドバイスしました。
この手の相談は良く見かけます。
受験までの期間にもよりますが、漢字が覚えられない・地名を覚えられないを分けて考えれば良いと思っています。
優先事項は漢字より知識の方です。
最悪記号選択オンリーの学校を見つけてあげるから、今はしっかり知識を身につけよう。塾の先生は漢字で書けって言うかもしれないけど、お母さんは絶対それでは怒らないから。
と、言って上げて良いんじゃないかな?とお話しました。
邪道なのかもしれませんが、
漢字で覚えるのは辛いけど、ひらがな・カタカナだったら覚えられる子というのもいます。
漢字で覚えようとすると、動力が10必要だけど、ひらがなで覚えるなら、動力5で大丈夫であるならば、今は動力5をフル回転し、残りの動力5は後回しに少しづつ・・という方法でも良いんじゃない?
志望校に記述が入ってくると判れば、今漢字を覚えるのに必要な5の力が3に減るかもしれない。
もう駄目だ~~ 漢字かかない学校で良い!!となるかもしれないけど、それはそこで作戦通りと思えば良い。
テストがどうしても気になる子であれば、後回しにせず、
まず問題をひらがなで書けるようにする。
次にその漢字で書いて見る。
書けない漢字を丁寧に覚える。
と、段階を踏んで、出来ない事を洗い出しして視覚化してあげれば、本人がやらなくてはいけない事を認識します。
逆にひらがなで書ければ良いじゃん!!というタイプは、漢字で書けないと本番NGだときちんと伝える必要がありますが・・・難しいのはむしろこちらでしょうね。
やる事を絞り込みして、それは絶対に出来るようにする。
でも時期と量は適切に・・・・と付け加えておきます。