本領発揮
子どもの合った勉強法を見つけるのが好きな私です。
ただ、一番の強みは、カスタマイズというかアレンジだと思っています。
コットが進級し、通常では担任変更の可能性は低かったのですが、変更になりました。
どの先生になっても余り不安は無い環境の中、唯一・・・・(以下自粛)
(誤解なきよう書けば、あくまでもこの学校の中では、色々と取りざたされますが、世間的に見れば、そこまででは無いのかな?とは感じています)
色々とある中、学業面で引っかかっていたのは”自分のやり方に固執する”というものでした。
これは、高学年になるとかなりシリアスな問題です。
すなわち、塾それぞれに解法を持ち、それで学んできている子が多い中、このやり方が一番良い・・だけならまだしも、これを使って解け・・は非常に危険な事です。特に中堅層以下の子で、違う解法に慣れている子には、厳しいものだと思います。
ただ低学年なので、大丈夫かな??とは思ったのですが、やはり根っこは一緒なので、
さっそく問題が出てまいりました。
漢字ノート
型通りにやれ、余計な事NGと、今まで接して来た先生では無い事でした。
ちなみに、今まで接して来た先生は、そのやり方が意欲を持って・方向性が間違っていない事であれば、担当外であっても添削をしてくれたり、プラスαを快く見て下さる方ばかりでした。
もう、コット涙目というか、号泣気味
私は全部、熟語を書きたい(スペースの関係で出来ない)練習の所に一文字を全部書くのはつまらない。文章だって書きたいのに・・・・・etc、もう漢字ノート嫌!!
という気持ちになったようです。
そんな事で・・とは、思いません。
むしろ大好きで色々書いていた漢字の取組に水を差すなぁあああああああああああとは、一瞬思いました。
が!!ここは私の本領発揮。
”大丈夫!!お母さん、先生から何も言われないで、コットの希望通りのやり方見つけてあげるから、そういうの得意だから!!(むしろ見つけさせて♪)”
と、胸を張って宣言。
コットが落ち着くのを待って、まず先生の指示を確認します。
なるほど、
先生はここで、10回は書きなさいの指示なのね。
こういう指示は普通なんだよ。〇〇ちゃんの所は30回書きなさいなんだって。そんなに書いたら、書くだけになって覚えられる子の方が少ないけど、書いて覚えるが普通だからね。よし、じゃあ、ここはこうにしよう。最初の3回・最後の1回はお手本の字を見て丁寧に。残りの所は一画づつ書くで良いよ。ただ、一画づつ方式は形がおかしくなるから、書く場所を注意しながら丁寧に書くんだよ。
ここは熟語を書く所だけど、全部書くスペースが無いんだね。
(注・該当漢字以外はひらがなです。)
うーん、そうだ!!
まずお手本に乗っている熟語で、文章の作りやすい言葉や知っている言葉は、ここに書かないようにしよう。そして、文章を書く所でその熟語を使えば、全部の熟語を書く事になるよ。スペースが余ったら、この熟語を書く所に追加で書けば良いじゃない。文章に使える熟語が判らなかったら、意味調べで判断すれば良いから、今までやってきた意味調べも一緒に出来るよ。
ちなみに、文章にも制限が掛かっているようですが、元々の我が家で取り入れていた事なので、こちらは無問題。
説明を受けてコット、もうウキウキ。
じゃあ、知っている熟語には予め線を引いておけば、選びやすいね!!
と、無事復活。
見た目は型にはめつつ、今までやってきた事を1ミリも減らさない・・・・
これこそ、私の本領発揮。
”これなら、文句ありませんよね作戦” (なんのこっちゃ)
冗談はさておき、
基本的に、学校や塾の指示には、沿うようにしています。
余りに自分のやり方に固執すると、子どもが学校と家との間で悩む事になり、良い事では無いと思っているからです。
もちろん、それが良い影響では無いと感じる方法であれば、相手・環境によっては依頼はします。
例えば以前通っていた、幼児教室(生徒1人から2人のクラス)で百マス計算が取り入れられた時は、
私は今の段階では、百マスは取りいれて欲しくない。授業としてやるのであればせめて、スピードを強要する発言は控えて欲しいとお願いしました。
個別に近いような環境なので依頼しましたが、もし学校で取り入れられたなら、また別の方法・・・・コットへの指示を変えたと思います。
こういった例は、数多くは見られませんが、時としては起きます。
子どもがある程度大きくなっていて、それこそ中学生になったシアンが、学校の授業方式に不満を持った時などは、一度は受け入れるアドバイスはします。それでも駄目だったらアレンジ可能かどうか検討するもので、頭から拒否するというのは諌めます。
でも、まだ幼いと言っても良い段階に、社会的な集団の中で個のやり方にしがみ付くのは、本人にとっても辛い事でしょう。
親が独りよがりとなり、子どもに別の意味で嫌だと思わせないようには、気を付けております。
という、オチとなりました。