一般論ではなく個
一般論を否定する訳では無いと、何度でも書いておきます。
しかし、一般論に凝り固まった考えは、個に対して悪影響を与える場合があると思います。
とにかく、中学受験は算数!!というご家庭がありました。
当然、算数に力を入れ、確かに算数はトップレベルにまでこぎつけました。
お子さんも算数が出来るから、どこでも大丈夫。
と豪語なさっていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んなわけない。
他3教科は、算数に比すると
最難関学校群を受けるには正直弱い。(あくまでも上位層での話です。)
結果としては、1月校に進学しました。
もっともこのご家庭の場合、親の介入が激しく、”算数は満点を目指す”為、
難問を先に解き、後から計算問題に取り組むという方法を取っていたようです。
模試では習った類型題がでるので、向いていたのかもしれません。
(しかし、本番は塾と学校との化かし合い)
最難関校ほど何か新しい物を用意するので、個人的にはやはり悪手だと思います。
実際、初見の問題に時間を取られ過ぎる事になりました。
ただ周りを見渡すと、どうも算数有利主義者の方は、強気のラインナップを選びがちの印象です。
得意な教科は多ければ多いほど良い。
そんな、当たり前の事を忘れての、1教科主義はどうかと思う訳です。
どんなに頑張っても 満点以上の上積みのは無いのです。
多くの算数系塾講師さんは言っている事は、その立場からすれば正しい。
しかし、それに続く言葉「他教科は受験者平均を取る努力」などを無視してはいけないという事です。
また「算数が苦手だと不利だから、算数をなんとかする。」
と算数に偏り、他教科が手薄になるのも悪手だと思います。
実際にはとても多いですよね。4・5年で社理を犠牲にして算数につぎ込む。
私は一度だけ1か月間やりましたが、それきりです。
影響を考えると、1教科重視(最悪オンリー)は効率悪すぎます。モチベーション的も考えると、今後はとらない手段か、”あえて”でしか使わないと思います。
とりあえず、どの教科であっても得意は維持。不得意な教科はそれなりに持って行くというのがよいと考えます。