中一ショック その4 経緯1
シアンの英単語が覚えられないに気づいたのは6年生3月でした。
色々な英語の学習法のページに行きましたが、
イマイチしっくりするものがありませんでした。
そんな時、先日紹介したもじこ様のブログ辿り着き
冒頭の
ディスレクシアとは:
- 知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)
- 独創的で、対人能力が高い。空間把握力、全体像や物事の関係性を把握する能力に長ける。
- 音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- 読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい
- 細かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される
- 10人に1人程度いるというのが通説
-on dyslexia より引用-
を読み、dyslexiaがキーワードだと思いました。
LD(学習障害)の方が、一般的です。
dyslexiaはLDの一種とされていますが、発達障害とも絡めがちなLDの説明より、しっくりくる印象です。
こちらで色々な視点からの記事を読みジョリーフォニックス(Jolly Phonics)というキーワードを手に入れました。
Jolly Phonicsが他のPhonicsと何が違うのか、正直私には理解できませんでしたが、とりあえず、Jolly Phonicsを扱っている先生を探しました。
が、幼児向けの所が多く、なんというのか門を叩くに気にはならなかったです。
Phonics自体、読み書きの基礎の為学習です。
しかし、Jolly Phonicsで、”英語の聞き取りが・・”というような教室は明らかに違うように感じた訳です。読み書きの基礎だと判っている所で習わせたい。
その内、Jolly Phonics公認トレーナー山下先生の、高学年から中学生向けの講座がNPO法人EDGEさんの企画で、春休みにある事を知りました。
とりあえず、藁をもつかむ気持ちで申込み・参加しました。
当日。
参加人数は10名ほど3時間の授業。アルファベット3分の1ぐらいで終わってしまったようです。
私はコットがおりますので、長時間は見学しなかったのですが、参加者を見て思いました。(注:独断と偏見です。)
”随分、賢い感じの子ばかりだな”
と。
傍から見て、決して勉強で苦労しているとは想像出来ない感じのお子さんばかりでした。
私はさらに、(注:独断と偏見です。)
”親御さんも他の勉強に比べての出来ないという事に違和感を持ったのだろうな・・”
と、勝手に共感していました。
和気藹々としていますが、進行を遮るようなお子さんはいらっしゃいません。
たった3時間ですが、この時の経験はシアンにとって糧となりました。
4月になり、中学校が始まりました。
シアンの英語との格闘も本格的に始まった訳です。
シアンの武器は3時間のJolly Phonicsの経験のみ。
シアンの敵(?)は大きく分けると二つでした。
一つは、なまじ音の聞き取りが良かった事でした。
またPhonicsが中途半端で終わったので、音から単語の力がまだ非常に弱かったのです。
中学の英語の先生は、二人おり、
1人は、アメリカ英語の日本人。
1人は、イギリス英語のネイティブでした。
小学校の英語の先生もイギリス英語のネイティブ、おそらく山下先生もイギリス英語だったと想像します。
その結果、シアンはネイティブの先生のイギリス英語発音の単語は聞き取れるのですが、日本人の先生の単語はことごとく別の単語として認識していました。
二つめは、先生の指導法でした。
メインの日本人の先生は、自らが上手くいった方法で授業を進めました。
”とりあえず書く”
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、王道だよね(心の声)
書いて覚えるが苦手なシアンにとっては、鬼門の先生だと思います。
シアンは何とか頑張っていたのですが、
私は”ひのきのぼう”で冒険をさせている気分でした。
しかも、本人”ひのきのぼう”を”てつのつるぎ”ぐらいに考えているのが情けない。
中一の英語は重要。
中間の結果をみて、ついに塾という選択肢を中々取らない私が動きました。
続く