中学受験 Vandre min vei

自宅学習メインで中学受験終了・・・ただいま2匹めのどじょうを狙っています。

思い出したことから気づいた事

コメントを頂いた時から、若干引っかかっていた事があります。

 

 

所謂傾斜配点の学校についてです。

 

 今まで私が書いてきている事がそのまま通用するのは、傾斜が緩いまたは均等配点の所になる・・と気づきました。

 

でも、極端な傾斜配点の学校多いでしょ?と言われれば、そうですね・・となるのですが、

実は受験時私がチェックした学校には、このタイプ1校しか無かったのです。しかも、その学校も日程によっては均等配点の回もあったので、あまり意識してなかったのですよ。これは、単純に好みの問題だと思っています。

 

 

 

さて、100・100・50・50の配点の学校で私がすぐに思いついたのが、

 

豊島岡・雙葉・渋々・農大一高ぐらい、

今回意識を持ってチェックした所、思い当たった学校ほぼ全てがこの配点でした。

 

どんな意識かというと、学校改革を行った所・改革中・進学実績をもう一伸びさせたいと思っているだろうと勝手に想像した学校でした。

早い話、国立・医大の実績に繋がる可能性が高い子を求めているだろう学校を想定した所、女子校一校を除き該当したのです。

(ちなみに大学付属系も傾斜が強い所が多いです。これは別の理由があると思っています)

 

 

そして、これらの学校、偏差値は上はY70からY50前後まで見てみたのですが、思いのほか”合格者最高点”を提示している所が見つかりませんでした。

 

 ただ、某偏差値Y50の学校が比較的詳細なデータをアップしていたので、シアンの受験時に感じた違和感の正体は判ったような気がします。

 

雙葉はその立ち位置からもちょっと除外します(情報出ないし・・)

女子の最難関群の豊島岡はデータアップ中で手に入りませんでし、こちらはもう大成功での改革終了組なので除外します。(書店の過去問集でチェックしたとかは言わないけど・・写メとるほど図々しいわけではないので・・汗)

 

その他の調べた学校の多くでは、特待制度またはスライド合格制度を取り入れていました。

 

実はその影響は点数の上積において中々大きい物ではないかと思ったのです。

 

 

 

某改革中Y50の共学校

めっちゃ正直にデータ見せてくれています。(こういう学校大好きです)

本題・・こちらの学校はいくつかの特待制度を用意してあります。

3段階の特待があり全額免除は80%得点となっています。

結果を見てみると、様々なコースがあるのですが、通常の試験コースでは、

S特待3名・A特待10数名・B特待20数名 合格者全体から見ると特待者は約15%です。

多いとみるか少ないと見るかはおいておいて、

8割取れたのが3名(最高得点率でも82%)という事を考えると、ここの入試は実質8割が満点じゃないか?

残りの2割は取りにくい問題で構成されているのでは?と思ったのです。

(しかも、この学校の教科別の受験者平均と合格者平均が最大でも4点という学校なので、問題作成のレベルがまだまだなのではないか?と感じました。)

 

 

 

この学校をチェックした理由は、シアンの受験時、社会の過去問において、この学校と開成では、こちらの方が大分悪かった事があったからです。だって得意科目において、Y70の学校とY50の学校では、Y70の学校の方が取りにくいって普通思うじゃないですか?なので、この学校の問題は単純に嫌いなんだろうなと思ったのですが、実はとれない問題がちりばめられているのであれば納得です。

 

 

私が今回チェックしたかったのは、合格者最高点と合格者平均の差でした。

得意な子が取れる点数までどれ位離れているのか、合格者平均から上積みがどれだけ可能なのかを想定したかったからです。

ちなみにこの辺りが読み取れるデータ公開をしているのが、吉祥女子・鴎友・頌栄の3校でした。

 

 

1校だけの情報で思い込むのもどうかとも自分でも思いますが、特待制度・スライド制度のある学校は簡単にはその得点に行かないように出来ていると想定してみるのはいかがでしょうか?

 

 

結論としては、

傾斜配点のきつい学校は、やはり「守りの社会」だと思います。

 

 

 

 

 

 

追記

今回シアンにいくつかの社会の過去問を見て貰いました。(やらせたいともいう

この問題で8割はきついなぁ・・と感想を述べていたので、50点満点だと取れちゃうような気がするよねと水を向けると、

 

「そうそう、学校でも50点満点のテストだと、みんな40点は余裕で取れるよねってテスト前に言っているよ。実際は取れないんだけどね(汗」

 

と申していました。