物語文、またの名は絶版・・からの
現在私が使用している教材のほとんどが絶版本という現実。
なので、それはお勧めできませんというのも現実。
いくら良い本であっても、元の値段の数倍を払う価値がある問題集というのは中々ありません。そもそも中古販売では出版社・著者の方にはメリットありませんから、次につながる可能性が低いというのもあります。
注・今回はあちらこちらです。
以前より、代わりの教材は見つけやすくなっているのが書店をまわっての印象です。
これでなきゃというのは余りない・・と思っています。
書籍紹介をしている方がこれは絶対と言われているのものでも、ポイントが判っていれば代わりは見つかるものです。
問題は、それでも代わり見つからない問題集です。
色々見てきましたが、今の所は1冊だけです。
こちらを見つけた経緯としては、元々”物語文”対策の書籍を探していました。
現行の書籍をみても(買ってもピンとは来ず)、
国語関連の問題集を作ってらっしゃる方に直訴はしても、
出たのは別のものとか(まだ諦めておりませんが 汗)
結局、超廃盤・オークションにもほとんど出ずという問題集を見つけ出し内容を確認すると、あーこれならとは納得しましたが、やはりこれでは紹介出来ない現状には変わらないです。
ちょっと話がそれます。
そもそも国語教材の難しさは、「を」型「で」型では圧倒的に「を」型が多いという点だと思います。
偉そうに書いていますが所詮・・敬愛するしろくまさんの受け売りです。
元はこちらです。
上の記事を読んでいただいた前提で続けます。
こちらの記事で、
国語が苦手な子には「で」型が良いとあり、しかし「で」型の教材は少ない。
・・となっています。
もっとも知る限りでは、国語が得意な子も「で」型の教材を使うととたんさらに安定したりします。
しろくまさんは「で」の教材は少ないと書かれていますが、
個人的に使おうと思っている教材は「で」型ばかりです。
・「読解はかせ」
・「福島式」
・「要約モンスター」
などがそれに当たります。
「読解はかせ」は、私のアドバイスにおいての超定番となっています。
難しくない文章というので、読むことを忌避されることがほとんどありません。
国語上位の子から、国語苦手な子まで使っています。
まぁ、私の周りという限定ですが(w
「福島式」は基本はとても良いのです。色々と問題集も出ていますが、利用する子どもによっては、若干難しいと思われることが多かったりしつこいかったりして、評価が一定ではないのですが、考え方は勉強を見る側が意識しておくべきだと思っています。
「要約モンスター」はWeb体験版で良いので、要約とはこういうことだと経験させると良いと思います。
これらは全て「で」型といえると思います。
ところが・・これらの教材で網羅できないのが「物語文」では無いかと思います。
(決して、シアンの物語文をどうにも出来なかったのは教材のせいだと言いたいのではない!!)
おそらく、物語文を悪く言えばシステマティックに教えている先生が少なく、気持ちを辿るというのにここの積み重ねが必要なので、「を」経験を普遍化させるのが王道ということにもつながるのでしょう。
でも、物語文の「で」の例としては、
「嬉しいとか悲しいとか直接書かれていない気持ちの部分を探す」んだよ・・
この単純かつ端的な言葉は1年生の子どもにも通じやすく、常に使える言葉です。
どの物語文であっても、「気持ちがわかる文章は何処かな?」の一声だけで、探せるようになっています。
ずれにずれていましたが、ここで表題。
絶版本でみつけました。物語文”も”入った「で」型教材。
復刊ドットコムでも一定の数を得ています。
10年前から高額取引されていた様子がわかります。
しかしこれは難しいだろうな・・というのも読んで判りました。
この問題集では、著者の方の「良い本を読んで欲しい」という気持ちから、有名どころの書籍が教材となっています。ぜひ興味を持ったら本を読んでねと書かれています。
しかし、国語の問題集の最大の難関
「著作権問題」
が立ちふさがるような気がします。
様々な国語の問題集が”消えた”理由でもあります。
2005年頃のこの問題が席巻しました。
色々な立場があり難しい問題です。
現在では国語の長文部分はほぼネットで掲載されなくなりました。
さて・・・・・絶版し・掲載しない・扱わない・で来た国語の問題文。
10年経ち、そろそろ次の手を打つ時ではないでしょうか?
注 すっごくあちらこちらにとび、収集がつかなくなり、長くなりました。
しかも続きますorz