諸刃の刃・・かもしれない
某SNSでのコメントがママ友さんからの情報とシンクロして、なかなか考えさせられた・・というお話
主題としては、”塾の予想問題的中!!”についてです。
この時期になると、各塾で〇〇中学で的中!!とか出しているところもあります。
まぁ当てないと出来ない宣伝です。アピールするのは解ります。
そんな中、ある講師の方が、
ある問題を的中したことを静かに誇りながら、的中しなくても出来るよね(いろいろ元の文章から表現変えています)が大事
と書かれていて、そうだよなぁ・・と深く共感したものです。
的中するとその問題は出来る・・と普通は考えるのですが、全てがプラス面ではないのでは?という事も起きるのではないかと思った事例も聞くのも事実なわけです。
遠い昔では、某大手塾が学校別で出した算数の問題があまりに一致していて、多くの塾生が解ける!!とその問題に時間をつぎ込んだ・・が実は塾のやり方では解けない問題だった・・という話があります。
そして、昔の話ではなく今年のお話
某塾の某学校対策講座に出てきた国語が、抜粋箇所・問題個所がほぼ一緒の出題がその某中学でだされ、塾生達はかなり喜び、意気揚々と会場から帰ってきたが、蓋を開けてみると、ほぼ結果につながらず、いつも以上に合格者を減らしたという話を聞きました。
その学校の特性・ほかの教科の様子を聞くと、どう考えても国語が足を引っ張ったのでは無いかと私は思うわけです。的中させたのに?です。
中学受験4教科の中で、国語の答えというのは学校側の問題作成者に影響受けやすい教科だととらえています。この影響を受けるは、
読解問題「を」学習する塾では、ずれが生じる事もあり得ます。
読解問題「で」学習する塾では、影響が少ないでしょう。
今回は一見良く似ている問題を経験していた子供は”例題=入試問題”で考えてしまい、本来きちんと読み込まなければいけないところを上滑りしたか・・・・・塾の出題者が学校とかい離してしまっていたのでは無いかと考えるわけです。
まぁ、子供が習ったところが出た!!と舞い上がるのは致し方ないなと思います。
ただ、滅多には無いですが、逆に作用する事もあるというのは、親側が心に留めておいてもよいのでは?と思います。
来年以降の冷静な消費者として、
的中しました!!すごーい
ではなく、その結果どれくらい合格者が増えたのか・・はチェックしたいなと思うわけです。(そもそも、消費者ですらないくせにというツッコミは自分でしている w)
講師側の視点に立てば、多分的中すると嬉しい(私も予想好きなので大好き♪)
が、的中させた先はどうだったのが重要というのを認識する必要があるなぁと思いました。
そういった意味で、冒頭の講師の方のコメントが非常にタイムリーかつ納得だったというわけです。
まったくの与太話ですが、
遠い昔、競馬予想が趣味だった頃・・1着と3着はあてられるが2着は常に大外しだった私。当たった喜びはあれど、実利には繋がらない・・そんなどうでもよい過去を思い出しました・・・・・・・・・・・
お後がよろしいようで m(__)m(苦笑)