偏差値50前半までの学校を目指す
この時期こういう事を書くと、怒られそう・・・と承知していますが、やっぱり書いちゃうというお話です。
(なおこのブログの偏差値は四谷大塚を基準にしています。)
シアンが受験勉強を始めた頃、
受験コンサルタントを名乗った方の話題が勉強系掲示板を席巻しました。
流れとしては、
某塾生徒向けに表題ぐらいの学校を目指す方法を述べられて、そのままご職業にしてしまった。→その後色々とあり、訴訟検討やらなんやらでネットバトルになった。
という感じでしょうか。
塾自体興味が薄い所でしたし、ネットバトルも嫌悪する性質なので、本当に初期の頃眺めただけでした。
ただ・・・一つ深く思ったことがありました。
表題ぐらいの学校を目指す方法を判っている方は、実は”それなり”にいらっしゃると思います。その方は途中で気づき・・そして商売になると思ったという事は、気づいて居ない方の方が”やはり”多いのだろうな・・・と。
書き込みを見た限りでは、そのコンサルタントを名乗った方の方法は
「塾の膨大な量からグッと狭めて学習する事により合格の可能性を高める。」
だと思います。
個々の塾の教材では自信が無かったので、お子さんが通っていた大手塾に限定していたのでしょう。
一応区切りとして四谷偏差値55以下で検索すると、200回分の試験が該当しました。
相当な数の学校が該当すると思います。
まぁ、複数回受験の最後の方は普段の偏差値との乖離が大きいので除外しても良いと思います。これは偏差値的には安全校でも、取る人数が少なく安全校にならないパターンや、その少ない人数の中に、複数回受験優遇者などが入るなど、外からは伺えない状況もあるので除外とします。
話がずれていきそうなので戻すと、この辺りの学校の教科書での内容が主となります。
特に理社は判りやすいです。
しかし、中学受験向けではないドリル教材ばかりやっていると、実際の過去問を見て難しい・・と感じる子の方が多いと思います。これは内容は同一でも出題形式が違うというのが大きいと思います。
そのことを確認するため、シアン5年生の夏休み、私が判り、一番先取りしていた社会でとある検証をしてみました。
シアンは地理・歴史は一通りの流れを繰り返して終わっていました。
予習シリーズは先取りせずカリキュラム通りですが、流れの分かる教材(白地図・教科書レベル)で地理・歴史も2・3巡すでに終わらせていました。
そして、シアンは試験慣れをしていました。
試しに四谷偏差値45・50・55学校の社会の過去問をさせました。(手を出していない公民の問題は除く)
結果は、ほぼ正解・偏差値55の学校は読み取りが難しくなりましたが、知識としては太刀打ちできないものではありませんでした。
出来なかった問題は満点回避の物でしょう(明らかに教科書レベルを超えて・・というか高校レベルを超えた人名とかありました)。
すなわち、過去問6割を目標とするなら知識面では(もちろん内容によります)中学受験向けの教材ではなくても大丈夫といえると判断しました。
この偏差値帯の学校は、傾向に合わせて、
算国は塾教材の5年生の範囲+漢字・語句
理社は、教科書範囲教材か基礎ドリなど
をやりこむ方法が有効だと思っています。