最近、コットに有効だったやり方の紹介
3桁×1桁の掛け算の筆算は問題無くできたが、
2桁になった瞬間から混乱していたコット。
うーん、授業の説明ではピンとこないらしい。
2桁目は 10の位だからとか0を書いて見ても駄目だった。
そもそも、2桁目の計算ぐちゃぐちゃになるという謎の現象。
(横と横?何かと何かを掛けているんですが、とにかく常識とは違い過ぎて記憶に残らなかった。)
どうすればコットに判るのか・・視覚・具体・・とつぶやいていると、色というキーワードが浮かんだので、
裏紙に
□ □ □
× □ □
□ □ □ □
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(罫線の色は無視してください。実際は黒で書きましたよ。)
と数字を書かないで、四角で書いて見た。
判った!!顔が浮かんだので、赤は10を掛けているから本当は0があるんだけど、省略しているんだと話しました。
じゃあ、100だから・・と、3桁×3桁の計算も色を増やして書けば納得。
仕組みを理解するのに、数字が邪魔する・・という局面が結構多いです。
その後はニコニコと宿題をやり、
後日予想通り出た、3桁×3桁の宿題でもニコニコとやっていました。
空間認識が高いタイプなら通用するかもと、工夫の一つとして書いて見ました。
と、ここで世間的にはどんな紹介をしているのかと調べてみました。
うーん、学習障害の理由は様々なので 色々な対策があるのかもしれませんが、
イマイチピンとくる感じでは無いですね。
小学校3年だと、もうおはじきやブロックでは通用しない世界になっているので・・
小難しく分解されるのもちょっと違うような気がする。
分け方が”常識的”・・”概念的”だとハードルが下がっていない感がします。
ただ、ちょっと気になったのは、
とある例として、
位を揃えられない = 空間認知が弱い
とあったのですが、
コットは空間認知が強い訳です。
複雑な事をやっていわけでは無いので、出てくる事象が一緒であっても原因は別という事があると思います。そういった意味でも、wisc検査などは使えると思います。
そして、とりあえず子どもの内は弱点補強より長所から方法を模索する方がより良い結果が出ると思っています。