Dyscalculia(ディスカリキュア)について
(先取りについては、色々広がってしまい色々と書き直し予定です。)
Dyscalculia(ディスカリキュア・算数障碍)について、色々と調べておりました。
いやねぇ・・薄々感じていたのですが、コットの算数の様子が気になり、色々と対策やらなんやらをしていた次第です。
きっかけは、数の大小の問題。
例えば、46と64はどちらが大きいかを間違える。
2桁の数字を読むときに、疑問符付きで答える。
etc
そこで毎日少しづつ確認した所、
数字の大小が(現状)判らない。
(追記・さらに確認したら1桁の数字を、100玉そろばんで表しても厳しい様子。)
耳から入ってきた2桁数字は書ける。(先に聞いた数字から書けば良いから)
書く順番を見ていないと、例えば68 の 8を先に書くとどっちで読めば良いか判らなくなる。
10ですでに怪しい。
”二桁+一桁の繰り上がりの無い計算式は、完璧に出来る。”
数を3つに分ける等は瞬時に判る。
等々・・・アンバランス感が半端ないです。
特に個人的に戦慄したのは、
”二桁+1桁の繰り上がりの無い計算式は、完璧に出来る。”です。
そのままドリル問題をやっていたら、間違いなく気づくのが遅れ問題点がさらに判らなくなっていたと思います。
いつもの如く、色々と調べて回りましたが・・・なんというかディスレクシア以上に情報が集まりにくいとも言えました。
とりあえず、ディスカリキュアという言葉で検索してトップランクのHPで、特徴を読むとちょっと嫌な気分になりました。
”出来ない”
という表現が続いているのです。
ちなみに、海外のサイトにアクセスすると、”困難”という表現に変わっています。
コピペ全盛の時代ですので、おそらく最初に書いた方のをそのままコピーして記事を書いているのでしょうが、同じ表現・症状の説明でちょっとうんざり。解決の糸口は正直見つかりませんでした。
どうも、簡易診断のチェック項目と、症状が混同されているように感じます。
日本語で一般的にコピペされているディスカリキュアの症状はこんな感じです。
・計算ができない、できても計算が遅い
・暗算ができない
・繰り上がりや繰り下がりがわからない
・単位が理解できない
・図形を想像できない
・地図の見方がわからない
・文章問題が解けない
となっています。
これが、英語版wikipediaになると
(機械翻訳半分・・面倒くさくなって全部機械翻訳のままのせています。)
日常の困難な事として、
アナログ時計を読むこと
2つの数字のどちらが大きいかを示すのが困難
財務計画や予算編成を理解できないことがあります。(例えば、買い物かごの中のアイテムのコストを見積もる
乗算表、減算表、加算表、除算表、暗算演算などが困難
時間を概念化し、時間の経過を判断することが難しい。(慢性的に遅くても早いことがある)
左右の区別の問題
精神的に視覚化できない
楽譜を読むのが難しい
振付ダンスの難しさ
時間内に後方に働くことの難しさ(例えば、「X」時のどこかにいる必要がある場合、何時に出発するか)
異なるタイムゾーンでの発生に関連することを理解することの難しさ
共通の北ではなく現在の方向に向かって地図をナビゲートまたは精神的に「回す」ことが難しい
物体や距離の測定を精神的に見積もることが特に難しい(例えば、何かが3メートルから6メートル離れているかどうか)。
数学的な概念、規則、数式、シーケンスを把握し覚えられない
精神集中的な仕事に集中できない
(精神というのは、内面という感じではないかと思います。翻訳の得意な方・・・お待ちしています。)
とりあえず、捉え方はの違いから、計算的な部分と、数量的な部分があるのではないかと考え、その部分から調べることにしました。
この面では、一番参考になったのが、
「算数の天才なのに、計算ができない男の子のはなし」
でした。
算数障害は大きく分けて、
1「数の処理や四則演算が苦手で、筆算や暗算にはつまずくけれど、数の概念が理解でき、数学的推論や数学的思考ができるタイプ」
2「数の処理や四則演算ができても数の概念が理解できず、数学的推論につまずくタイプ」
とありました。
その後も、
算数障害の第一人者の筑波大学の熊谷恵子教授の論文などや、それを元に療育を行っている方の論文なども読んでいる最中です。
続く