御三家+豊島岡三連戦
今年の受験も終盤。
今年は特に数値を追う事も無く過ぎています。
受験業界に身を投じている訳でなく、使命感も0ですから、気分が乗らなければ、やらない。
という事で表題。
これは、シアンの時から若干クレッションマークだった事。
御三家+豊島岡三連戦を計画立てるって、どうなんだろう・・というお話です。
これですね・・御三家と一括りにしてますが、桜蔭とその他では大分違ってきます。
どうなんだろうは、その他2つ・・JG・雙葉 と言いたい所なんですが・・
おそらく雙葉 でこの日程は余りないだろう・・・ということでJG+豊島岡3連戦というのはどうなんだろう・・という話です。
個々の事例を話しているのではない事を先に明言しておきます。
まず、いつもの如く四谷偏差値表を参考にしますと、
豊島岡は3回とも、80%偏差値70 50%偏差値 66
女子学院は 80%偏差値69 50%偏差値 66
と数字的には近似値です。
この数値で、1日~4日までずっと狙えるとしたら幾つぐらいの偏差値なのか・・Y66?
この数値はおそらく上位7%ぐらいの立ち位置。
私は以前より最難関上位校安定は上位7%ぐらいと考えています。
なので、この組み合わせをする方が仮にY66だとします。
十分上位層であることは間違いないです。
でも、女子学院と豊島岡の組み合わせの危険度というのは、偏差値的なものもありますが、何といっても、配点等の違いが大きすぎる点です。
豊島岡 算・国 各100 理社で100
女子学院 4教科 100 均等配点
一番配点の差が大きい組み合わせです。
4教科安定型であれば、まぁ大丈夫かな・・と思いますが、普通はそんなこと無いでしょう。この2校の組み合わせの場合、下手すると4教科両校対策が必要になる場合があります。
桜蔭+豊島岡3連戦を問題視しなかったのは、そこを受ける立ち位置の子がさらに安定な子が多いという点と、桜蔭の対策で豊島岡をカバーできる印象だからです。
女子学院の場合、女子学院対策では豊島岡を考えた時、算数・物語文が不足。逆に社理は過剰となる訳です。(女子学院の場合、慶應対策を兼ねている所が多い印象)
となると・・・充分に優秀層ではあるが、何かしら弱点はあるはずのなのに両校をメインに組むと、非常に危険が大きい・・と思う訳です。
さらにはっきり書けば
Y66無くて、この組み合わせって無いわ~~~~~~~~
と、なってしまう訳です。
元々、50%で4日埋めるというのは、中学受験においては無謀になるし、
保険としてY60を入れる(-6)でもこのラインで午後受験ありは限られます。
広尾か農大ぐらい、校風等加味して-10ぐらいまで考えればある程度数は揃います。
しかし、御三家+豊島岡三連戦のネック1
2月1日どこも午後面接がある。
早く終わっても、時間の余裕が少ない。
下手すると、午後は受けられない・選べないという事もあります。
でもって、
3連戦を想定するという事は、繰り上がりまで含めてのギリギリだと思うのですが、そうなると、1日の扱いが明らかにおかしい。
豊島岡に限らず、複数回受験優遇という制度があるので、粘るが勝ちと考えるかもしれませんが、それに子どもの人生かけるのはちょっとね・・と思っております。
Y66以上 教科別弱点無し。対策も万全に出来ている!!
というのであれば、あーありかな?とは思うかな?
偏差値をスライドさせれば、同じようなパターンはいくつかあるのでしょうね。
とりあえず何が言いたかったかというと、
1日午前に試験が無い高偏差値校を絡める時は、良く考えた方が良いと思っています。
という、お話でした。
どうも、皆さん粘り勝ち、繰上げ、最後の回で逆転とか、感動秘話がお好きなようですが・・
私はいらない。